京都大学

理学研究科化学専攻

理学研究科化学専攻 の院試体験談


院試科目とその対策
物理化学、化学物理、無機化学、分析化学、有機化学、生化学から基礎科目として4つ、専門科目として2つを選択
また英語をTOEFL-ITPで実施

私は物理化学系の研究室志望だったので、基礎科目として物理化学、化学物理、無機化学、分析化学を選択して専門科目として物理化学と無機化学を選択しました
京大の化学専攻の試験は教員が普段の講義で使う教科書をもとに問題を作成するので講義で使う教科書を中心に勉強しました
なお、無機化学はふつうの無機化学の教科書ではなく教授の専門に近い分野で問題を作っているので教科書を読むより過去問を解くことを中心にしたほうがいいです

・物理化学:マッカーリ・サイモン物理化学(東京化学同人)
・無機化学:シュライバー・アトキンス無機化学(東京化学同人)、ただし過去問が一番
・化学物理:岩波基礎物理シリーズ(力学、電磁気学、量子力学)
・分析化学:過去問を中心に実施
・英語:普段から英語論文を読むようにしました

またサイエンス社の新・物質科学ライブラリシリーズは化学専攻の教員が書いているので、院試で出る問題に比較的近いです
内容は基礎的なものなので、最初に読むのが良いかと

過去問解答はこちら




院試スケジュール
院試は8月半ばに実施されました
3回生までの専門科目で基礎的な知識を習得したという前提でスケジュールを記載しています

・2月~3月:教科書(入門書)を読み直す
・4月~6月:専門科目を中心に教科書で勉強、式の導出はノートに必ず書いていたので余裕を持ったスケジュールとしていました
・7月:過去問対策、わからなかった問題は教科書を読んで理解するようにしました
英語に関しては特別な対策をせず、ずっと英語論文を読み続けていました


外部受験する人へのアドバイス
何より過去問を解くことが重要です。
京大理学部の院試問題は一般的な問題と違うこともあるので、慣れていくことが重要です。