山本伸次研究室の評価
どんな研究をしていましたか?
地質学と地球システム学について、鉱物を用いた研究をしています。ここでの地質学と地球システム学というのは、初期の地球に起こった出来事や当時の環境、また地殻の成り立ちなどを明らかにすることを試みる、という学問です。特にこの研究室で扱われることが多いのがジルコンという鉱物で、この鉱物が持つ特性から様々な方法で地球の過去を解明しようとしています。ジルコンを用いた研究に関しては最先端の研究ができると思います。
研究に対して十分なサポートは得られましたか?
基本的にはテーマは教授が決めたものですが、提案・希望などがあれば考慮してもらえます。ゼミは多めですが日々の活動としては自由度が高いです。一人一人発表する機会が多くあり、とても丁寧に指導してもらえます。
実習や野外調査が多いので、山を歩くことが好きだったり自然が好きな人は楽しいと思います。
どのような点で成長ができますか?
そのときの人数によるかもしれませんが、とても丁寧に指導してもらえます。私の時は輪読や研究発表のゼミが多く、発表する機会が沢山あったので回を重ねるごとに考える力・伝える力がついてきているなと感じました。他の先輩・後輩も、研究室に所属している間にグンと実力アップしています。
コアタイムはありますか?
なし
休日や一日の流れについて教えて下さい
(平日)
普段は10時くらいに行って作業をしたりゼミをしたりしています。私は昼から行ったりする日もありました。
(休日)
実習や野外調査が土日両日入ることもあります。ゼミの前は必死に準備していたら休日があっという間に終わります。でもそれはたまになので、普段はバイトをしたり趣味に時間を使ったりします。
就活・進路について
就活の支援はありませんが、就活のためにゼミを休んだりすることには理解があります。
卒業生は一般企業に就職する人が多いです。何人かは地質学を生かした職業(地質コンサルタントなど)につきます。まだ新しい研究室なので数は多く無いですが、博士課程に進む人もいます。
研究室の全体的な感想
勉強は少し忙しくて大変かもしれませんが、和気あいあいとみんなで助け合って楽しく過ごせると思います。
ただ一点だけ注意するとしたら、野外調査に行くのがどうしても嫌だという人は辛いかなという気がします。
追加の質問
院試についてアドバイスがあればよろしくお願いします。
まずは教授と話をしてみるといいです。
違う分野の人であれば、高校地学の本から読んでみて、初期地球や岩石学の基本的なこと(特に火成岩)を勉強してみるのが良いと思います。
修士過程進学者は修士号を取得できていますか?
出来ている
博士過程進学者は博士号を取得できていますか?
出来ている