横山崇研究室の評価
どんな研究をしていましたか?
走査トンネル顕微鏡という原子レベルで観察できる顕微鏡を使った研究をしていました。
金属表面の原子や有機分子の構造や電気的特性について調べていました。
研究に対して十分なサポートは得られましたか?
研究テーマが一人ひとり異なるので、教授から直接指導・サポートを受けて研究を行っていました。そのため引き継ぐ先輩による指導のムラの少なかったと思います。ただ、先輩とのつながりがない分、気軽に聞くのは難しかったです。
どのような点で成長ができますか?
自分一人で進めていくので、どう進めていくか考える力はつくと思います。学会での口頭発表やポスター発表を行うときにはかなりみっちり指導が入ります。プレゼン能力や構成力は身につくと思います。
コアタイムはありますか?
あり
休日や一日の流れについて教えて下さい
休日は必ず来る決まりはありませんが、装置の数の関係で、研究できる期間が限られるのと、装置に入れる液体窒素やヘリウムの関係で、休日にも研究室に行くことは多かったです。
10:00から21:00まで研究室で実験したり、学会の資料を作ったりします。ゼミがない研究室なので、一日の流れに決まりはありませんが、朝液体窒素を入れてから前日のデータをまとめて、午後から観察・測定を始める感じでした。
就活・進路について
就活は、行いやすい点と行いにくい点両方ありました。
行いやすい点→就活しようとする学生を特に止めたりはされない。
行いにくい点→実験装置の関係で丸1日抜ける日が何日もあると厳しい。学会などもあるのでスケジュール的にはタイトになる。
卒業生は、電気系のメーカーに進むことが多いです(他もいます)。博士課程に進学する人はほとんどいません。
研究室の全体的な感想
放置系か教育系かと聞かれたら、圧倒的に教育系です。
研究をほどほどにして、学卒で就活バリバリやりたいという方は、事前にちゃんと話しておく必要があると思います。
教育熱心な分、結構厳しいと思います。なぜこういう測定をしようと思ったか、なぜこういう書き方をしたか、など事細かく聞かれます。
原子レベルの観察・評価になるので、実験も慎重に行う必要があります。なかなか結果が出ないことが多いので、根気強さが求められます。
学生同士の雰囲気は博士課程の人がいないからか比較的フラットでした。
追加の質問
修士過程進学者は修士号を取得できていますか?
出来ている
博士過程進学者は博士号を取得できていますか?
出来ていないこともある