医薬資源科学分野の評価
どんな研究をしていましたか?
カビのゲノム情報に基づいた天然物探索研究および生合成研究
研究に対して十分なサポートは得られましたか?
基礎的な実験はスタッフや先輩方に丁寧に指導してもらえる。2週間に一度のグループミーティングや報告会を行っており、研究へのアドバイスや指導をもらえる機会も多い。最新の論文を紹介するゼミでは、正しい読み方や考察の仕方など一通り学べる。質疑応答の練習にもなる。
研究科共同のNMRやHR-MSに加え、研究室にも最近研究費が潤沢にあるようで、独占的に使用可能なLC/GC-HRMS等の大型機器も充実している。実験をする上で特に困ったことはない。学会参加への支援をサポートしてくれるため、研究発表の機会には比較的恵まれていると思う。
どのような点で成長ができますか?
バイオインフォマティクスや一般的な分子生物学的な手法に加え、低分子化合物の分析、単離構造決定、タンパク質のin vitro解析等、幅広い知識やテクニックを身につけることができる。
報告会や論文紹介でプレゼン能力や研究結果への考察の力が付けられたと感じる。
研究を進めていく上での自主性も鍛えられる。
コアタイムはありますか?
なし
休日や一日の流れについて教えて下さい
土曜日は自由、日曜日は休み。研究を進めたい人は週末に行っても問題ない。
最近、研究室の体制が大きく変わって以降、コアタイムはなく、個人の自主性に任されている。帰宅時間もまちまちで、やる気のある人は残って実験なり調べ物なりしていた。
就活・進路について
これまでの卒業生は製薬会社や食品会社から海外の研究機関などに就職している。
低分子化合物の分析や単離技術はもちろん、合成生物学を扱う企業 (抗体薬品など) も近年増え始めており、製薬、食品、化粧品、化学メーカー等、幅広い選択肢があると感じた。日本の天然物研究は盛んのため、アカデミックポジションも少なくない。
博士課程を目指す人には、金銭面含めて、可能な限りサポートをしてくれる。
研究室の全体的な感想
以前の体制とは全く異なり、研究室全体の雰囲気もよいと感じた。
研究面では、元々研究に専念したかったというのもあり、好きなだけ研究をやれる良い環境であったと思う。
学生の成長する機会を多く与えられるため、やる気のある学生に特に合っていると思う。
追加の質問
院試についてアドバイスがあればよろしくお願いします。
過去問対策等、基本的なことを勉強しておけば問題ない。
修士過程進学者は修士号を取得できていますか?
出来ている
博士過程進学者は博士号を取得できていますか?
出来ている