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東京理科大学
先進理工学部 物理工学科
投稿日: 2024-08-27 11:44:02

住野研究室

住野研究室の評価

どんな研究をしていましたか?
ソフトマターをテーマに、主にアクティブマター・粘弾性流体・メソ界面(たまに粉体系)
研究に対して十分なサポートは得られましたか?
基本的には、コアタイムなどの拘束は少なく自主性に任せるホワイトな研究室。だが、実は先生は授業中の優しい態度とは裏腹に「変に厳しい」と評価されるほど足りない部分を徹底的に指導するタイプ。
当然、自主性・行動に問題があると厳しく指導される。

研究テーマ決めについては、よくある研究テーマを先生や先輩から貰うタイプではない。
基本的に研究テーマは自分の好きなものを自分で調査して考え、先生からアドバイスをもらいながら決める。ただ修士では先輩からのテーマの引継ぎがある場合もあるが、学生の人数が多いため引継ぎがない人ももちろんいる。
なので、テーマを貰いたいタイプの人は会わない。

テーマが決まった後の研究活動は自己責任で進める方針で、研究グループごとのミーティングで週1ペースで先生からアドバイスを貰うのが基本。他の時間だと先生が共同研究の掛け持ちや大学の業務でとても忙しいため、そのような時は簡単にしかアドバイスは貰えない。
なので自分から調査をしたり先輩と議論をするなどの自主性が求められる。(ただし、ホワイト研究室の性質上、先輩にはやる気がなく論理的思考力が怪しい人が数人混ざっているため、見極めることが必要)

設備は、光学顕微鏡・レーザー照射装置など、ウェット系で必要なものは揃っていると思います。
どのような点で成長ができますか?
自主性・周りを議論に巻き込む能力・厳しさに耐えるメンタル
コアタイムはありますか?
あり

休日や一日の流れについて教えて下さい
ゼミ、輪読は2~3時間ぐらいそれぞれ週一である。
コアタイムが研究グループごとにあるが、週に1回で登校時間だけ決まっている。
だいたい、10~17、18時ぐらいまでいる人が多い。
休日は基本的に進捗がまずいかやる気のある人ぐらいしか来ない。

飲み会は、修論・卒業研究発表の後の打ち上げがある。
就活・進路について
大体の人は、大手企業でコンサルタントやITかメーカーのエンジニアになる。
IT企業に行く人が多い印象。
博士は3年に一人ぐらい?
研究室の全体的な感想
先生やメンバーはみんな優しくて良い人です。
みんなでキャッチボールしたりゼミ旅行をするときもあります。

卒業研究のテーマを自分で考えることは楽しく、その過程で得たことは今も力とモチベーションになっていると思います。
先生は「研究は自己責任」をモットーとしているので厳しいですが、本当に困ったら助けてくれるので良い先生だと思います。また、先生は修士論文(博士論文?)が世界的に引用されており、若手の賞も受賞している一流の研究者なので、背中を見て育つタイプの学生は向いていると思います。

ただし、困ったら結局助けてくれる・先生が何とかするというところに付け込んで「やってるふりしてほとんど何もしない学生」も少なくありません。なので、周りに影響されないように自分の目標が何なのかを見失わずに自分を強く保つことが重要だと思います。

※以下個人的な愚痴に近いので注意。自分自身は数年前の所属なので現状と違う可能性あり。

ただ、自己責任や自主性に任せるマネジメントと教育は、厳しいカリキュラムを課して(悪く言えば)奴隷根性を身に着けさせる理科大の教育制度には合わない部分があると感じます。なので、厳しいながらも褒める頻度を増やしたり研究への夢を語るなどしてやる気やモチベーションを引き出し、自主性を育てることが必要なのではないかと考えました。(修士以上の学生なら研究をしたいという志があるという建前があるはずなので、本来必要ないはずですが・・・)
また、指導中に「怠けている」といった人格否定や決めつけに近い発言をすることがちょこちょこあり、やる気を失くしていたり委縮してやりずらそうな人もいたので、厳しくすることは研究指導上必要とはいえ、それはやりすぎなのではないかと思いました。

そもそも、やる気と自主性のある学生が欲しいのであれば、授業や研究室HPなどでしっかりと明言すべきだと思います。授業中の優しめの姿がすべてだと思い、入ってくる学生が大半だと思います。
ただ、そういう対策ではどうにもならない部分もあると思うので、先生とやる気のある学生はそこは割り切るか東大・京大などのレベルの高い所に移るしか解決策がないのかなぁと思います。

ただやはり、学生である自分の目線から言ってもそういった自主性のない学生に対しては「理科大のカリキュラムで自主性が削がれるとは言え、もう少し自分の将来とか成長を考えて目標を持って行動しろよ。やる気が出ない・自分で努力ができないのは自分のせいだろ?困ったら友達や先生に頼って良いと思うけど、せめて自分の研究活動での問題は自分で解決する姿勢を示せよ。あと自分の殻にこもってないで他人の研究にも首突っ込んで議論や質問をして、研究室全体の問題解決に関われよ。もう大人って呼ばれる年齢だろ?」と思います。
(自分への戒めも込めて書いています。)

以上を踏まえると先生も学生も「お互いに歩み寄れたらなぁ」と思います。

最後に、このサイトのこの口コミは割と当たってると思った笑 
https://www.kenkyu-navi.com/index.php?page=kutikomi_read&id=353
追加の質問
院試についてアドバイスがあればよろしくお願いします。
内部進学の場合、学部の授業でやった実験について口頭試問があるので、ちゃんと原理まで説明できるように復習しましょう。 外部に進学する場合は研究室訪問と過去問入手を怠らずに頑張りましょう。 ソフトマターは柔らかい物質の総称のため研究分野が広く、新興の分野のため比較的自由度が高いと思います。 たとえば樹木の様な堅そうな物も、金属と比較すると柔らかいということでソフトマターだと言われることがあります。 つまり、ソフトマターの判断基準も結構あいまいです。 「柔らかいもの」の研究でいえばたとえば、 植物のしなりや形についての研究(立命館 和田浩史先生)、 泡の集団運動・キネティックサンドといった粉体の研究(都立大 栗田玲先生)、 編み物の編み目といった日常のソフトマターの研究(慶応大学 佐野友彦先生)、 など、とりあえず「柔らかいもの」の研究については調べればやっている・似たことをしている研究室が出てきます。なので、柔らかいものに興味があれば是非この分野に飛び込んでください!
修士過程進学者は修士号を取得できていますか?
出来ている
博士過程進学者は博士号を取得できていますか?
出来ている