坂本比呂志研究室の評価
どんな研究をしていましたか?
データ圧縮とその応用について。
特にビッグデータを対象としたストリーム圧縮アルゴリズムの開発や圧縮状態でのデータ検索など、データ利用技術を研究していました。
研究に対して十分なサポートは得られましたか?
学部、修士と三年間お世話になりましたが、十分なサポートを受けられたと思います。
研究に必要な知識はゼミなどを通し教授や先輩から教えてもらえます。また、研究テーマの選定は学生の意向も酌んで決めることもできました。
気さくな先生でしたので、よく学生部屋に顔を出して雑談に参加したり、研究で疑問に思うことは聞きにいけば丁寧に対応してもらえました。
どのような点で成長ができますか?
丁寧な先生でしたが、手取り足取り逐一教えてくれるタイプではなかった為、自分で研究計画を立て研究を進めていく必要があります。
その為、計画を立て、進捗を管理し、研究を成功に導く自己管理力が特に鍛えられたと感じました。
圧縮アルゴリズムの開発などを行う為、論理的思考力や要点を抽象化し整理する能力の成長が期待できます。
また研究テーマも理論よりではありますが、ビッグデータの処理や活用に関わる技術ですので、一般社会でも活用しやすい知識を身に付けることができると思います。
コアタイムはありますか?
あり
休日や一日の流れについて教えて下さい
研究室にコアタイムはありませんでしたが、週数回行われるゼミが全員出席が原則だったので、それが実質的なコアタイムでした。
また、先生自身も学生の行動は自分自身で管理するべきという考え方でしたので、平日全く研究室にいない人もいました。
その為、個人個人でかなり一日の流れが違います。私の場合は、平日は12時頃に研究室に到着し、夜7時~9時くらいに帰宅することが多かったです。
研究室にいる間は、ゼミがある場合はゼミの準備、通常は関連分野の論文を読むか研究テーマのアルゴリズムを同級生や先輩と話し合う時間がほとんどでした。
土日は基本的に休みで学生は基本的に研究室にはいません。
就活・進路について
模擬面接や自己PRなど先生がチェックしてくれる為、就活の準備はしやすかったです。
ただ、研究室として企業とのコネが多いわけではない為、自分の地力が試される部分もありました。
研究分野が基本的にアルゴリズムを実装しサーバーで実験する流れだったので、機械や化学分野と違い研究室に張り付かなくても実験可能な部分は就活がやりやすかったと思います。
卒業生の多くはIT系の企業に就職します。職種として多いのはSEです。
一部研究を継続し博士課程や助教として研究室に残る人もいました。
研究室の全体的な感想
コアタイムと呼べるものも少なく、教授から学生への干渉も少ない為、自分で自分を管理し研究を進められる人にとっては最高の研究室だと思います。
また放任主義ではない為、こちらにやる気があれば気軽に先輩や教授と研究に関する対等な議論をしやすい雰囲気もありました。
就活については教授のサポートはありますが、多くの卒業生は自分で就職先を見つけている為、地力が大切だと思います。
総合すると、自分のペースで研究を進めたい地力のある人には最適な研究室です。
追加の質問
院試についてアドバイスがあればよろしくお願いします。
大学で学ぶ基本的な専門知識があれば受かると思います。
修士過程進学者は修士号を取得できていますか?
出来ている
博士過程進学者は博士号を取得できていますか?
出来ている